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『希望と回復』『幻聴さん』を語り合う

6月11日(日)

『希望と回復』『幻聴さん』を語り合う

無事開催させていただきました。

会場に30名近く、Zoomからも10名ほどご参加いただき、ありがとうございました。

 

ゲストの星野よしこさんは、6歳の頃から幻聴とともに歩んできた方で

どんなきっかけから幻聴(幻覚)がでるようになったのか、どんなふうに見えて、どんなふうに日常を過ごされているのか、たくさんお話いただきました。

りんこさんの柔らかな雰囲気も合わさり、会場は終始笑いに包まれた2時間となりました。

統合失調症の当事者の方から語られる、幻聴のお話。

もちろんお一人お一人の世界は違うもので、よしこさんのように人格化された幻聴と仲良く暮らせている方は多くは無いのかもしれません。

ただ、「よしこさんの世界」を知ることで、他の統合失調症の方にもそれぞれの世界があり、現実世界と重なりながら生きていらっしゃるのだろうな、と想像を膨らませやすくなりました。

一様に語れるわけでは決してないけれど、その一端を知っているか知らないかは大きな違いなのだと改めて感じました。

 

幻聴・幻覚で辛かった時期もあったけれど、

訪問看護師のりんこさんとの出会いや、当事者研究などを通して自分の幻聴さんと向き合うことで、

それぞれの幻聴さんが生まれた理由、語ってくる言葉の意味が伝わるようになり

共に【楽しく生きる】をモットーに生きられるようになったそうです。

たとえば、聴こえてくる幻聴を書き出して周りに伝えてみたり、

自分からいったん切り出してみると、今までと違う対応が見えてくるのかもしれないなと感じました。

 

りんこさんからは、精神科の訪問看護が大好きになったきっかけとしてのよしこさんとの出会いや、

「元気回復行動プラン」WRAPについてお話いただきました。

Wellness Recovery Action Plan の頭文字をとってWRAP(ラップ)と呼ばれるプログラムは、

自分が元気になるのに役立つ道具箱を考えたり、自分の取扱説明書を作ろう、というもの。

こちらも、精神疾患や依存症だけでなく、誰しもにやくだつ「自己理解」を大切にしていることが解かりました。

 

何より、笑いが絶えず、たくさんの「楽しい」にあふれた2時間となり

たくさんの元気をもらった、そんな感想をいただきました。

言葉では伝えきれないので、ぜひ動画にて会場の雰囲気を味わってみてください。

生きづらさを抱えていても、病気があっても、「楽しもう」というスタンスで生きることができる。

きっと誰にも必ず、「人生の回復」につながるための、希望がある。

そんなメッセージを感じていただけるかと思います。

 

Youtube動画はこちらから→Youtube

 

Tictokかショート動画にもチャレンジできればと思います・・

 

ご参加いただいた皆さま、関心をお持ちいただいた皆さま、ありがとうございました!